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以下MS365 Copilot チャット への質問した内容

量子化ビット数が24ビットのPCMデータを取り扱うために、C++にて後記のHSWAVE_PCM24構造体を実装した。
この実装が最適か確認をお願いしたい。

このHSWAVE_PCM24構造体の利用想定シーンとして以下を考えております。

* WAVEファイルから読み取る場合はHeapAllocなどで動的確保したメモリ内にロードし、それを『HSWAVE_PCM24*』型にキャストして利用する
* メモリ上のPCMデータに対し何らかの処理を行う場合、各要素にはループで個別にアクセスする
* 本構造体の配列に対しmemcpyを利用する



struct HSWAVE_PCM24 {

	//この構造体の利用個所ではmemcpyを使うことを想定しているためuint8_tの配列で値を保持している
	uint8_t bytes [ 3 ];

	int operator=( int nValue ) {
		bytes [ 0 ] = nValue & 0xFF;
		bytes [ 1 ] = ( nValue & 0xFF00 ) >> 8;
		bytes [ 2 ] = ( nValue & 0xFF0000 ) >> 16;
		return nValue;
	}

	operator int ( ) {
		int buf = bytes [ 0 ] | ( bytes [ 1 ] << 8 ) | ( bytes [ 2 ] << 16 );
		if ( bytes [ 2 ] & 0x80 ) buf |= 0xFF << 24;
		return buf;
	}

};

以下、MS365 Copilot チャットからの回答まとめ

以下の観点で確認しましたが、いくつか改善ポイントがあります。


✅ 現状の実装の良い点

  • メモリレイアウトが3バイト固定なので、memcpyで配列コピー可能。
  • 符号拡張処理if (bytes[2] & 0x80) buf |= 0xFF << 24;)により24ビットPCMを32ビット符号付き整数へ変換できる。
  • 代入演算子とキャスト演算子のオーバーロードで直感的な使い方が可能。

⚠ 改善すべき点

  1. 代入演算子の戻り値型

    • 現在 int operator=(int nValue) ですが、通常は HSWAVE_PCM24& operator=(int nValue) とし、自分自身への参照を返すのが慣例です。
    • これにより、a = b = c; のような連鎖代入が可能になります。
  2. 符号拡張の処理

    • 現在の符号拡張は bytes[2] & 0x80 を見て buf |= 0xFF << 24 していますが、より安全な方法は (int32_t)(buf << 8) >> 8 で算術シフトすることです。
    • 例:
      int operator int() const {
          int buf = bytes[0] | (bytes[1] << 8) | (bytes[2] << 16);
          return (buf << 8) >> 8; // 符号拡張
      }
  3. エンディアン依存性

    • 現在の実装はリトルエンディアン前提ですが、WAVEはリトルエンディアンなので問題なし。ただし、コメントで明記すると良いです。
  4. パフォーマンス

    • operator= 内でビット演算を毎回行うのは許容範囲ですが、もし大量処理するなら inline 指定やSIMD化を検討できます。
  5. 型の安全性

    • int は32ビット前提ですが、環境によっては64ビットになる可能性があります。int32_t を使う方が安全です。

✅ 改善後のサンプル実装

#include <cstdint>

struct HSWAVE_PCM24 {
    uint8_t bytes[3]; // Little-endian 24-bit PCM

    HSWAVE_PCM24& operator=(int32_t nValue) {
        bytes[0] = nValue & 0xFF;
        bytes[1] = (nValue >> 8) & 0xFF;
        bytes[2] = (nValue >> 16) & 0xFF;
        return *this;
    }

    operator int32_t() const {
        int32_t buf = bytes[0] | (bytes[1] << 8) | (bytes[2] << 16);
        return (buf << 8) >> 8; // 符号拡張
    }
};

✅ 想定シーンに対する適合性

  • HeapAllocで確保 → キャスト利用:OK
  • ループで個別アクセス:OK
  • memcpyで配列コピー:OK(構造体サイズが3バイト固定なので問題なし)

💡 追加提案

  • 大量処理する場合は、std::vector<HSWAVE_PCM24> を使うと安全。
  • WAVEヘッダ処理やチャンクサイズ計算時に sizeof(HSWAVE_PCM24) が3であることを前提にするなら、static_assert(sizeof(HSWAVE_PCM24) == 3); を入れると安心。

必要なら、「符号拡張の仕組み」や「24ビットPCMの扱い方」について詳しく解説できますが、続けますか?

追加で「符号拡張の仕組み」の解説をお願いした際の回答まとめ

符号拡張(Sign Extension)は、小さいビット幅の符号付き整数を大きいビット幅に変換する際に、符号(正負)を保持するための処理です。


✅ なぜ符号拡張が必要?

24ビットPCMは 符号付き整数(2の補数表現) で表されます。
しかし、C++の標準的な整数型は8・16・32・64ビットなので、24ビットを扱うには32ビットに変換する必要があります。

問題は、負の値を正しく再現することです。
例えば、24ビットで 0xFF0000 は負の値ですが、単純に32ビットにコピーすると 0x00FF0000 になり、正の値として解釈されてしまいます。


✅ 2の補数表現の仕組み

  • 正の値:最上位ビット(MSB)が 0
  • 負の値:最上位ビットが 1(符号ビット)

24ビットの場合、符号ビットは bit 23(0から数えて24番目)です。
32ビットに変換する際は、bit 23 の値を bit 24~31 にコピーする必要があります。


✅ 符号拡張の方法

方法1:符号ビットを見て埋める

int32_t buf = bytes[0] | (bytes[1] << 8) | (bytes[2] << 16);
if (bytes[2] & 0x80) { // MSBが1なら負数
    buf |= 0xFF << 24; // 上位8ビットを1で埋める
}

方法2:算術シフトで自動拡張(推奨)

int32_t buf = bytes[0] | (bytes[1] << 8) | (bytes[2] << 16);
buf = (buf << 8) >> 8; // 左に8ビットシフト→右に算術シフト
  • 左シフトで符号ビットを最上位に移動
  • 右シフトで符号付きシフト → 上位ビットが符号で埋まる

この方法は簡潔で安全です。


✅ 例

  • PCM値 0xFF0000(24ビット) → 負数

    • 単純コピー:0x00FF0000(誤り)
    • 符号拡張後:0xFFFF0000(正しい)
  • PCM値 0x000100(24ビット) → 正数

    • 符号拡張後:0x00000100(正しい)

💡 補足
符号拡張は「ビットパターンを変えずに、符号を保持したままサイズを広げる」ための処理です。
C++では、int8_t → int32_t のキャストは自動で符号拡張されますが、24ビットは非標準サイズなので手動で行う必要があります


必要なら、「24ビットPCMをfloatに変換する方法」や「逆変換(int→24ビット)」も解説できますが、続けますか?

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